最近では手のひらサイズの小型ドローンがたくさん登場し、「登録もいらないし、軽いからどこでも飛ばせるでしょ?」と考えている方も多いはず。
でも、実は100g未満のドローン=完全自由ではないんです。
法律や条例を知らずに飛ばすと、思わぬトラブルや違反になることも…。
100g未満のドローンは「航空法」の対象外!
ローンの大本のルールである航空法。
2022年から、100g以上のドローンには「機体登録」「飛行ルール」などが義務付けられるようになりました。
つまり、100g未満のドローンは航空法の適用外。
機体登録や飛行許可も不要なので、ある意味で「気軽に飛ばせる」ドローンです。
でも!✋ 規制はゼロじゃない
勘違いしがちなのが、「航空法に該当しない=どこでも飛ばしてOK」ではないということ。
実は、ほかにも注意すべき法律やルールがたくさんあります
① 小型無人機等飛行禁止法
この法律は、国会議事堂・首相官邸・空港・防衛施設・原子力発電所など、重要な場所の上空での飛行を禁止しています。
ここは100g未満のドローンも対象となります。
「小さいから平気でしょ〜」と飛ばしてしまうと、警察のお世話になることも…。
② 公園・市街地などの地方条例
多くの自治体では、公園内でのドローン飛行を禁止する条例が定められています。
こちらも機体の重さに関係なく、100g未満でも飛行に制限がることが…。
自治体のHPや看板で「ドローン禁止」とあれば、それに従う必要があります。
③ 電波法にも注意!
「FPV」のあるドローンを使用する場合、使う電波の種類によってはアマチュア無線の免許が必要になります。
たとえおもちゃのドローンでも、無許可で強い電波を使えば電波法違反になることも…!
ちなみに無人航空機から除かれるもの
航空機の航行の安全並びに地上及び水上の人及び物件の安全が損なわれるおそれがないものとして、航空法施行規則第5条の2により、重量が 100 グラム未満のものは無人航空機の対象からは除外される。
ここで、 「重量」とは、無人航空機本体の重量及びバッテリーの重量の合計を指しており、バッテリー以外の取り外し可能な付属品の重量は含まないものとする。
引用:国交相ホームページ(無人航空機に係る規制の運用における解釈について(国空航第690号、国空機第930号))