マニフェストは収集運搬業者が管理するもの、と思っていませんか?実は廃棄物を「出す」排出事業者こそが、最も重い責任を負っています。制度の仕組みと、排出者がやるべきことを丁寧に解説します。
目次
排出事業者とは?「自分には関係ない」は通用しない
廃棄物処理法では、産業廃棄物を排出した事業者(=排出事業者)は、その廃棄物が最終処分されるまで責任を負うとされています。
処分を業者に委託したからといって、責任が消えるわけではありません。
マニフェスト制度は、排出事業者が「自分の廃棄物が適正に処理されているか」を自ら確認するための制度です。
業者に丸投げすることは、法律上許されません。
マニフェスト(管理票)の票の種類と流れ
STEP1
A票:交付した控え
排出事業者が保管
STEP2
B2票:運搬完了の証明
収集運搬業者が返送
STEP3
D票:処分完了の証明
処分業者が返送
STEP4
E票:最終処分完了の証明
処分業者が返送
排出事業者は、B2・D・E票が返送されてくることを確認し、期限内に戻ってこない場合は自ら調査する義務があります。
排出事業者がやるべき5つのこと
放置すると起きること—罰則と行政処分
マニフェストに関する違反は、排出事業者に直接ペナルティが科せられます。「業者に任せていた」という言い訳は通りません。
電子マニフェストへの移行を検討していますか?
特定の規模以上の多量排出事業者には電子マニフェストの使用が義務付けられています。義務対象でなくても、電子化のメリットは大きいです。
こんなときは行政書士に相談を
はじめて産業廃棄物の処理を外部委託するとき
マニフェストの運用ルールを社内で整備したいとき
票の返送期限を過ぎてしまい、対応方法がわからないとき
電子マニフェストへの切り替え手続きを相談したいとき
行政から指導・改善命令を受けたとき