事現場でのドローン活用において「田畑や山間部で飛行させるときに注意すべきポイント」についてご紹介します。
ドローンは測量、点検など、今や建設現場に欠かせない存在です。とはいえ、周囲に人が少ないエリアでも、ルールやマナーを守らなければ思わぬトラブルに発展することも。
1. 【小型無人機等飛行禁止法に注意!】
山間部や田畑でも、ドローンを飛ばしてはいけない場所があります。
たとえば、防衛施設・原子力発電所・国会・首相官邸などの周辺区域や、空港や重要インフラ施設、またその周辺エリアは、小型無人機等飛行禁止法により原則飛行が禁止されています。
✅ 地図やアプリで事前に飛行予定地が禁止区域に該当しないかチェックしましょう。
✅ 禁止区域内で飛行する場合は、所定の手続きと許可申請が必要になります。
【確認に便利なサイト】
👉 国土地理院地図
👉 DIPS
2. 【飛行許可・承認の確認】DID地区外でも油断は禁物
田畑や山だから「許可はいらないでしょ」と思いがちですが、
以下のような飛行方法を行う場合は、たとえDID(人口集中地区)外でも、国土交通省の許可・承認が必要です。
- 特定飛行(150m以上の飛行など)
- 防衛省の施設の300m以内(確認するときアプリではなくDIPS等で確認しましょう)
こんな山の中でも制限されることがあります。(ピンクがDID、オレンジが小型無人機等禁止法のイエローゾーン)

国交相ホームページから引用(DIPS)
✅ 使用目的に応じて必要な許可を事前に取得しておきましょう!
まとめ
ドローンは現場の効率化に大きな力を発揮しますが、「法律の遵守」と「周囲への配慮」は絶対に忘れてはいけません。
特に「小型無人機等飛行禁止法」の存在は、都市部だけでなく地方でも無関係ではありません。
知らずに禁止区域で飛行させてしまうと、罰則(懲役や罰金)が科されることもあるので要注意です。
ルールを守って、工事現場でも安心・安全なドローン運用を心がけましょう!