無人航空機飛行マニュアルは、ドローンの特定飛行の許可・承認申請を行う際に、国土交通省から提供されているものです。
1. 目的(何のためにあるのか)
無人航空機飛行マニュアルの主な目的は、ドローンを飛行させる際の「安全性の確保」を図るものです。
✅ 安全性の証明: 航空法に基づき、人口集中地区での飛行や目視外飛行などの特定飛行を行う操縦者が、事故や第三者への危害を防止するための体制と手順を整備していることを、審査当局に示すものとなります。
✅ 審査の円滑化: 一定水準以上の安全基準をクリアしたマニュアルを提出できることで、審査の効率化を図っています。
2. 用途(どのように使うのか)
特定飛行を行う際は、必ず、国交省から提供された無人航空機飛行マニュアル又は、独自のマニュアルの使用を求められます。
この標準マニュアルは、特定飛行の許可・承認申請における以下の2つの主要な用途で活用されます。
① 許可・承認申請の際にそのまま利用
操縦者が、国土交通省の定める「標準飛行マニュアル」の記載内容をすべて遵守することを前提に飛行マニュアルの提出を省略できます。
② 運用に合わせて「独自マニュアル」作成のベースに利用
標準マニュアルを参考にしながら、使用機体、飛行場所の特性、組織体制に合わせて内容を修正・加筆し、「独自マニュアル」として提出する際のベースとして活用することができます。
飛行マニュアルの種類は6種類
飛行場所を特定した申請で利用可能な航空局標準マニュアル
飛行場所を特定しない申請のうち、人口集中地区上空の飛行、夜間飛行、目視外飛行、人又は物件から30m以上の距離を確保できない飛行、危険物輸送又は物件投下を行う飛行のみで利用可能な航空局標準マニュアル
農用地等における無人航空機による空中からの農薬、肥料、種子又は融雪剤等の散布(空中散布)を目的とした航空局標準マニュアル
無人航空機の機体及び操縦装置の研究開発のための試験飛行を目的とした航空局標準マニュアル
無人航空機によるインフラ・プラント点検飛行を目的とした航空局標準マニュアル
引用:航空局標準マニュアルは国交省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000042.html)
まとめ
飛行マニュアルはDIPSで申請する際に必要となります。実際のフライトで国交省から提供された無人航空機飛行マニュアルが適合しない場合はオリジナルの飛行マニュアルを作成することも可能です。
飛行マニュアルは、許可・承認を得てドローンを適法かつ安全に運用するための必須の土台となります。不安があれば専門の行政書士等に相談することをお勧めします。
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