海上でドローンを飛ばすときに知っておきたいルール
航空法および小型無人機等飛行禁止法の遵守はもちろんのこと以下にも注意が必要です。
海上の上空
基本必要ありませんが、国交相ホームページにあるガイドラインには次のように記載があります。
2.5 港則法及び海上交通安全法
港則法が適用される港又は海上交通安全法が適用される海域の上空においてドローンを飛行させる場合、港則法又は海上交通安全法に基づく許可又は届出は特段必要ない。ただし、ドローンの飛行に関連して、海上に作業船の配置や工作物を設置するなど、船舶交通に影響を及ぼすおそれがある場合は、港則法又は海上交通安全法の許可又は届出を要することがある。
ドローンを活用した荷物等配送に関するガイドラインVer.4.0
出典:国交相ホームページ
港則法が適用される港は以下のホームページで確認できます。
出典:海洋状況表示システム(https://www.msil.go.jp/)
港の上空
ドローンの使用にあたって、作業船を配置する場合や海上にブイなどの工作物を設置する場合は、船舶交通に影響を及ぼすおそれがあることから、港則法及び海上交通安全法に基づく許可又は届出が必要になります。
出典:海上保安庁ホームページ(https://www.kaiho.mlit.go.jp/05kanku/kobe/drone.html)
港の上空は、港湾法で特別にドローンを禁じているわけではないですが、以下のようなケースでは飛行が制限されることがあります:
- 地方自治体の条例で、港湾エリアの飛行に許可が必要
- 港の設備(クレーン、荷さばき場など)への立ち入り制限
- 安全面の配慮で立ち入り禁止のエリアあり
▶ ポイント: 港は「安全」と「物流」が最優先。邪魔にならないよう、管理者に問い合わせをするのが安心です!
漁港でも要注意!
漁港も同様に、漁港漁場整備法ではドローン禁止とは明記されていませんが、地方の条例で制限されていることがあります。
- 防波堤や岸壁に立ち入る場合、届け出や許可が必要
- 安全面の観点から、立ち入りそのものが禁止されている場所も
▶ 注意: 「港っぽいけど漁港だった…」というケースもあるので、こちらも事前確認が大切!