個人事業主でも要件を満たせば建設業許可は取得することができます。

建設業許可を取得する利点

建設業許可を取得することには、事業の成長に直結する以下の大きなメリットがあります。

1. 請け負える工事の規模が拡大する
建設業許可を取得する最大の利点は、請負金額の制限がないことです。

2. 社会的な信用が向上する
建設業許可は、国や都道府県が「この事業者は、建設業の能力がある」とお墨付きを与えた証明です。

3. 公共工事の入札に参加できる
国や地方自治体が行う公共工事の入札に参加するためには、原則として建設業許可が必須となります。

許可の要件は次の6項目

1 建設業に係る経営業務の管理を適正に行うに足りる能力を備えていること

2 適切な社会保険に加入していること

3 専任の技術者がいること

4 請負契約に関して誠実性があること

5 請負契約を履行するに足る財産的基礎又は金銭的信用があること

6 欠格要件等に該当しないこと

許可の要件の内容は非常に細かく、都道府県毎に建設業許可の手引きが用意されています。一から勉強して許可の申請をすることは不可能ではありませんが非常に大きな労力と時間が必要です。ご自身の経験や資格が要件を満たしているかどうかわからない場合は、専門家である行政書士に相談することをお勧めします。